IT広辞苑 ~ 非数
プログラミングの分野で使われる、演算結果が正常な結果ではなくなったことを示す特殊な数値表現。0で除算を行なったり、負の数の指数を求めようとすると、その結果は無限大や定義できない値になる。このような場合、言語処理系によってはエラーを発生させてプログラムを中断するが、特殊な数値表現を結果として返し、処理を続行する場合がある。その際に使われる表現がNaNである。エラーや例外を検出して対処法を記述するよりも、結果がNaNかどうかを判定するほうが処理効率が高まったり、記述がシンプルになる場合がある。また、NaNを使ってさらに演算を行なっても、結果はNaNとなるため、複雑な処理を行なった後に最終的に結果がNaNかどうかを調べて処理を分岐させる、といった記述ができる。