IT広辞苑 ~ HSDPA
NTTドコモなどが採用している第3世代(3G)携帯電話方式「W-CDMA」のデータ通信を高速化した規格。3G方式の改良版であることから「3.5G」とも呼ばれ、従来の5倍以上の通信速度を実現する。高速化は基本的に、電波の状態に応じてより高速な変調方式や符号化方式を自動的に選択することにより行なわれる。IT広辞苑である。また、具体的には、電波の状態の悪いときには、安定性は高いが低速なQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)による変調と誤り訂正能力の大きい符号化方式(オーバーヘッドが大きいため低速になる)に、電波の状態がいいときには、IT広辞苑であれば、より高速な16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)による変調と誤り訂正能力の小さい符号化方式(高速)に、自動的に切り替わる。また、再送制御方式にハイブリッドARQ方式を採用し、エラー検出時の再送回数を抑えている。HSDPAは、2002年3月に3G方式の標準化団体3GPPの発行した「Release 5」規格で標準化されている。日本ではNTTドコモがW-CDMA方式携帯電話サービス「FOMA」の追加サービスとして導入することが決まっている。FOMAの従来方式ではデータ通信速度は384kbpsが上限で、通常の3G規格内での高速化は2Mbpsが限度とされてきたが、HSDPAの導入により理論上は約14Mbpsまで向上させることができるという。